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今回は、ストレスと免疫力の関係について書いてみたいと思います。
前々回のブログでも、免疫力を高めるための方法として、瞑想をご提案しました。
https://m-esprit.jp/blog/560/
一般的に「免疫力がある」ということと、
「健康で体力がある」ということは結びつけられやすいのですが、
これはイコールではありません。
今回、プロ野球選手が新型コロナウィルスに感染したことでもそれはわかりますよね。
では、免疫力が何に一番左右されるのかというと、やはり「ストレス」なのです。
ストレスが免疫力を左右するというのは、どういうメカニズムなのでしょうか?
自律神経がカギをにぎっています。
自律神経には、日中に優位になり活動をするための交感神経と、
夜間に優位になりリラックスするための副交感神経があります。
交感神経が優位になると、血圧が上がり血管が収縮する、
心拍数が上昇する、胃腸の働きが抑制される、呼吸は早くなる、
といったことが起こります。
交感神経はストレスによっても優位になります。
血液を筋肉や脳に集め、活動力を高める神経なのです。
副交感神経が優位になると、上記のこととほぼ逆になります。
身体がリラックスしているため血圧は抑制され、
心拍数が下がります。
胃腸の働きは促進されます。
私たちの身体は、この二つの神経が協調することでバランスを保っています。
しかしストレスにさらされ続けると、このバランスを保てなくなります。
交感神経ばかりが働き続け、血管が収縮し、
筋肉がこわばり身体は緊張状態となります。
血液循環も悪くなるため、栄養や酸素の運搬が滞ってしまいます。
免疫システムも自律神経の支配を受けています。
ストレスに反応して脳からステロイドホルモンが分泌され、
白血球の中のリンパ球やその他免疫細胞の働きを低下させるといわれています。
ストレスがひどい状態になると、血管が破壊され、
脳卒中や心筋梗塞につながったり、ガンを発症、悪化させたりするのです。
このような、命に関わる病気を引き起こすストレスを「キラーストレス」と呼びます。
適度なストレスは、私たちの活動力を高めるものとして必要です。
でも大きなストレスを長い間抱え続けていないか、
小さなストレスでも積み重なってしまっていないか、注意が必要です。
今は新型コロナの流行で、世界中の人たちが不安や緊張を抱えており、
ストレスを強く感じている状況です。
こういう時は、意識してストレスを開放していく必要があります。
私が定期的に開いている瞑想会では、日常生活で実践できる、
いくつかの呼吸法と瞑想法をお伝えしています。
自分の呼吸や身体の状態、心の状態を観察することを続けていくと、
ストレスを抱えていることや、身体の不調にも気づきやすくなります。
また、自分の周りの世界を、あるがままに観察できるようになります。
周りの世界をあるがままに観察できるということは、
起こる出来事や感情に振り回されず、
自分の軸で動くことができるということです。
とくに経営者やリーダーなど、
大きなプレッシャーやストレスフルな状況の中で
冷静な判断を必要とされる人たちに、瞑想は有効だと思います。
よく知られているところでは、
スティーブ・ジョブズ、松下幸之助、稲盛和夫、イチロー、
マイケル・ジョーダン、ジョコビッチ、長谷部誠など(敬称略)、
一流の経営者やアスリートが、瞑想を取り入れています。
私も最近では、企業研修としてマインドフルネスを依頼されることが増えています。
こんな時だからこそ、日常生活に瞑想を取り入れてストレスを開放し、
免疫力を上げ、心と身体の健康を維持していただきたいものです。
『コーチング、マインドフルネスのことなら大阪のEsprit(エスプリ)へ』
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