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月別アーカイブ: 2020年3月

瞑想のすすめ ①ストレスと免疫力の話

今回は、ストレスと免疫力の関係について書いてみたいと思います。

 

前々回のブログでも、免疫力を高めるための方法として、瞑想をご提案しました。
https://m-esprit.jp/blog/560/

 

一般的に「免疫力がある」ということと、

「健康で体力がある」ということは結びつけられやすいのですが、

これはイコールではありません。

今回、プロ野球選手が新型コロナウィルスに感染したことでもそれはわかりますよね。

 

では、免疫力が何に一番左右されるのかというと、やはり「ストレス」なのです。

ストレスが免疫力を左右するというのは、どういうメカニズムなのでしょうか?

 

自律神経がカギをにぎっています。
自律神経には、日中に優位になり活動をするための交感神経と、

夜間に優位になりリラックスするための副交感神経があります。

 

交感神経が優位になると、血圧が上がり血管が収縮する、

心拍数が上昇する、胃腸の働きが抑制される、呼吸は早くなる、

といったことが起こります。

交感神経はストレスによっても優位になります。

血液を筋肉や脳に集め、活動力を高める神経なのです。

 

副交感神経が優位になると、上記のこととほぼ逆になります。

身体がリラックスしているため血圧は抑制され、

心拍数が下がります。

胃腸の働きは促進されます。
私たちの身体は、この二つの神経が協調することでバランスを保っています。

 

しかしストレスにさらされ続けると、このバランスを保てなくなります。
交感神経ばかりが働き続け、血管が収縮し、

筋肉がこわばり身体は緊張状態となります。

血液循環も悪くなるため、栄養や酸素の運搬が滞ってしまいます。

 

 

 

 

免疫システムも自律神経の支配を受けています。

ストレスに反応して脳からステロイドホルモンが分泌され、

白血球の中のリンパ球やその他免疫細胞の働きを低下させるといわれています。

ストレスがひどい状態になると、血管が破壊され、

脳卒中や心筋梗塞につながったり、ガンを発症、悪化させたりするのです。

このような、命に関わる病気を引き起こすストレスを「キラーストレス」と呼びます。

 

適度なストレスは、私たちの活動力を高めるものとして必要です。

でも大きなストレスを長い間抱え続けていないか、

小さなストレスでも積み重なってしまっていないか、注意が必要です。

 

今は新型コロナの流行で、世界中の人たちが不安や緊張を抱えており、

ストレスを強く感じている状況です。
こういう時は、意識してストレスを開放していく必要があります。

 

私が定期的に開いている瞑想会では、日常生活で実践できる、

いくつかの呼吸法と瞑想法をお伝えしています。
自分の呼吸や身体の状態、心の状態を観察することを続けていくと、

ストレスを抱えていることや、身体の不調にも気づきやすくなります。

また、自分の周りの世界を、あるがままに観察できるようになります。

周りの世界をあるがままに観察できるということは、

起こる出来事や感情に振り回されず、

自分の軸で動くことができるということです。

 

とくに経営者やリーダーなど、

大きなプレッシャーやストレスフルな状況の中で

冷静な判断を必要とされる人たちに、瞑想は有効だと思います。
よく知られているところでは、

スティーブ・ジョブズ、松下幸之助、稲盛和夫、イチロー、

マイケル・ジョーダン、ジョコビッチ、長谷部誠など(敬称略)、

一流の経営者やアスリートが、瞑想を取り入れています。
私も最近では、企業研修としてマインドフルネスを依頼されることが増えています。

 

こんな時だからこそ、日常生活に瞑想を取り入れてストレスを開放し、

免疫力を上げ、心と身体の健康を維持していただきたいものです。

 

 

『コーチング、マインドフルネスのことなら大阪のEsprit(エスプリ)へ』

 

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「やる気が出ない」と悩むあなたへ

春ですね。

今年は暖かくなるのが早く、

3月も半ばを過ぎたところですが桜がどんどん咲き始めました。

春はいろいろと、ものごとが動くことの多い季節です

 

新年度を前に、進学、就職、異動などで、引っ越しを控えている人もいらっしゃるでしょう。

気持ちは焦るものの、片付けなどやる気が出ず進まない、ということもあるかもしれませんね。

 

新型コロナウィルスで臨時休校措置が取られ、

長いお休みを過ごしている学生の皆さんは、いかがですか?

お休みに入ってすぐの時は「この休みにちゃんと勉強しよう。

新しい学年はいいスタートを切ろう」と思っていたのに、

なかなかやる気が出ず、結局ダラダラしているという人もいるかもしれません。

今日はそんな「なかなか出ないやる気」についての話です。

 

 

まず、やる気スイッチ、という言葉。

「うちの子のやる気スイッチはどこにあるんだろう」などと、

お父さんお母さんはよく言いますね。

でも残念ながらそんなスイッチ、誰にもないようなのです。

それどころか「やる気なんてそもそも存在しない」という説もあります。

 

東京大学薬学部教授で脳研究者の池谷裕二さんによると

「人間は、行動することで初めてやる気が出てくる生き物」なのだそうです。

ですから、「やる気」と「行動」を結びつけないことがポイントです。

やる気がないまま始めたらいけないという決まりはありません。

 

 

あなたは今、「やらなくちゃと思いながら、なかなか手をつけられないこと」はありませんか?

部屋の掃除や夕食の洗い物でも、庭の草取りでも、後回しにした仕事でもかまいません。

それを、やる気のでないままでいいので、始めてみてください。

とりあえず始めることができたら、こっちのものです。

そのまま「ただやる」をしてみてください。

意外と早く片付いてしまったりしませんか?

やり出したらちょっと楽しくなってきたり…。 そういうものなのです。

 

ですから、なかなか行動できないお子さんや部下に向かって、

「お前はやる気がない」と言って腹を立てることは、

意味がありませんからすぐにやめてください。

職場では場合によってはパワハラになる可能性があります。

 

やる気神話を信じて子どもと接していると、

子どもの側に「やる気のない自分はダメだ」といったパラダイム(価値観の枠組み)ができ、

自己肯定感が低くなってしまうかもしれません。

あなたも、「やる気が出ない自分」を責めて罪悪感を持つのはやめましょう。

 

とにかく、始めてみるしかないのです。

何かが面倒で仕方がないとき、気持ちと行動を切り離す。

そして、ただやる。

だまされたと思って、試してみてくださいね。

 

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免疫力を高めるために!

新型コロナウィルスの問題で、多くの人が感染症対策をするようになりました。

電車などではマスクをしている人のほうが圧倒的に多いですし、

私もこまめに手を洗う、手指の消毒、咳エチケット、毎朝の検温……などなど、

いつもの年の風邪やインフルエンザ対策に比べると、格段に気を使っています。

 

今年はインフルエンザになったという人に会っていないな、

と思ったら、過去10年で一番少ないそうです。

感染症対策、やればできるんですね。

それにしても、新型コロナウィルスについては

詳しいことがまだわかっていないこともあり、日本全体が自粛傾向。

仕方のないことですが本当に寂しいですね。

 

私はやっぱりスポーツが気になります。

春のセンバツ高校野球は、大会1週間前にして、急遽中止となりました。

3月はフェンシングのワールドカップに帯同しベルギーへ行く予定だったのですが、

試合が延期になりました。

オリンピックもどうなるでしょうか。

 

先週は新幹線に乗りましたが、本当に空いています。

テレワークの会社が増え、ビジネス出張が減ったことが大きいようです。

こういう時、極力外出を控えて家でおとなしく過ごす人もいれば、

できる対策をして、あとはなるべくふだん通りに生活する人もいます。

それは人それぞれの選択ですので、どちらがいい、悪いではありません

(私はどちらかというと後者ですが…)。

 

そしてどちらの選択をするにしても、いま私たちにできることは、

自身の免疫力を高めることではないかと思います。

「自分の身体は自分で守る」という意識を持ちたいものです。

とはいえ、免疫力ってどうやって高めるの? と聞かれたとき、

パッと答えられる人だけではありませんよね。

そこで今回は、免疫力についてお伝えしていきます。

 

免疫機能とは、本来誰にでも備わっているものです。

外から体に入ったウィルスや細菌を撃退することはもちろん、

体内でできたガン細胞も、免疫力があればやっつけてしまいます。

実際、正常細胞がガン細胞化することは、誰の体内でも日々起こっていることです。

多くの人が免疫力のおかげでガンを発症せずに済んでいるというわけです。

 

インフルエンザの話でもよく「感染しているが発症していない」

などと言われますね。

これは免疫機能が正常に働いていて、

体内にウィルスが入っても撃退できている状態。

でも免疫機能が落ちていれば、発症してしまいます。

ですから感染症対策は、ウィルスの侵入を防ぐだけでは不十分。

免疫力を高めることもぜひプラスしてほしいと思います。

 

では、どのようにして免疫力を高めていきましょうか?

まず間違いないのは、「腸内環境を整える」ということです。

免疫細胞の7割が腸に集結しているといわれています。

体内に入った細菌やウィルスが腸内に到達してしまったとしても、

免疫細胞の力で体外に排出されます。

免疫細胞がうまく働くためには腸内細菌(善玉菌)を増やすことが大切で、

善玉菌のエサとなる食べ物、つまり発酵食品を積極的にとるといいですね。

 

腸内環境というと、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌が最初に思い浮かびますね。

そして日本には、昔から麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などでつくった

すばらしい発酵食品があります。

こちらも積極的に食卓に取り入れましょう。

また私は日ごろから、「酵素ジュース」をつくって飲んでいます。

これでいつも体の調子が良いです(ご希望の方にはつくり方をお教えしています)。

また食物繊維は腸内の有害物質を排出してくれますので、

発酵食品とあわせて積極的にとりましょう。

 

 

睡眠も大事ですね。

その人にとってのベストな睡眠時間があるもので、

長ければいいというものではなく質が問題です。

昼間の活動の疲れが取れて、翌朝すっきりと目覚め、

ストレスが残らないようならいい睡眠といえるでしょう。

睡眠中に免疫細胞の働きがとても活発になり、免疫力が高まります。

 

最後に、ストレスが万病のもとであることは本当です。

長く続くストレスがある状態では、

呼吸が浅くなり、自律神経が乱れて、免疫力が低下します。

反面、「適度なストレスは人生のスパイス」

(ストレスについて最初に唱えた、カナダの生理学者ハンス・セリエ博士の言葉)

でもあります。

しんどいストレスをうまく解消すること、

時には味方につけることができるようにしたいものですね。

ストレス解消にはいろいろな方法があるでしょう。

運動や趣味を楽しむこと。

仲間や家族と楽しく過ごすこと。

おいしい食事やお酒を楽しむこと。

心と体が喜ぶことをするのが一番だと思います。

 

いまは新型コロナウィルスの件で日本全体がストレスフルな状態です。

ストレスをコントロールし、免疫力を高めるために

私がお手伝いできるとすれば、「瞑想」です。

私が定期的に開催している「グランディング瞑想会」では、

野外でグランディング(地に足をつけ、大地のエネルギーとつながる)しながら、

ストレスをコントロールし、免疫力を上げる呼吸法や瞑想法をお伝えしています。

お気軽にお問い合わせくださいね。